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痛みについて

2016年5月21日

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痛みの定義

痛みの定義について、
国際疼痛学会では次のように規定されています
痛みは組織が損傷したり、
あるいはそれを引き起こすようなことによって起こる
 
不快な情動の変化を伴った感覚である
すなわち痛みは主観的感覚であり
単なる組織の損傷だけでなく
嬉しい、悲しい、
苦しいといった感情の変化とも密接な関係がある言えます

痛みの分類

・痛みの期間による分類
1.急性痛
痛みが始まってから約6週間までの痛み
2.慢性痛
痛みが始まってから6週間経過した痛みを
慢性と定義していることが多いようです
・痛みの感じ方による分類
1.体性痛
表在性痛:速い痛み(Aδ線維による伝達)と
遅い痛み(C線維による伝達)があり皮膚で感じるものです
 
深部痛:結合組織、骨、関節、筋肉で感じる痛みです
明確で早く痛みが伝わるAδ線維が分布していないため
一般に鈍痛で、局在性に乏しく、周囲に放散する傾向があります
2.内臓痛
内臓:胆石、腎結石、潰瘍、虫垂炎など(内臓求心性神経を伝わる)

痛みを感じやすい組織

1.体性の組織のうちで侵害刺激に最も敏感なのは、
骨膜と関節包です
2.次に軟骨組織、腱、靭帯
3.その次に筋や骨皮質があります
4.最も感受性が低いのは関節軟骨です

感覚受容器について

私たちの体には痛みだけでなく
様々な感覚を感じるためのセンサー(受容器)が備わっています
1.マイスナー小体:軽い触圧刺激
2.パチニ小体:深部への圧刺激
3.メルケル小球:深部への圧刺激、
パチニよりもゆっくりとした動きに反応する
4.ルフィニ小体:表在部分では触圧刺激と温度刺激、
関節や靭帯などの位置感覚
5.クラウゼ小球:冷刺激、触圧刺激に反応
6.自由神経終末(侵害受容器)
:神経線維が組織中に終わっていて特別な小体構造を
持たないのが特徴です
広閾値機械受容器:機械的な侵害刺激に反応する
熱侵害受容器、冷侵害受容器:熱刺激に反応する
といった各々1種類の侵害刺激にのみ反応する受容器と
 
ポリモーダル侵害受容器:機械的、温度、化学的など質の
 
異なる多種類の侵害刺激に反応するものがあります
皮膚にはこれらの侵害受容器がすべて存在していて
筋や内臓ではポリモーダル侵害受容器が多数を占めています

痛みの伝達

侵害受容ニューロンは、痛みの情報を伝達しています
その神経細胞体は脊髄後根神経節(DRG:dorsal root ganglion)
にあります
求心性線維のうち、有髄のAδ線維の25%、無髄のC線維の50%
侵害受容器である自由神経終末と繋がっているとされています
侵害受容器が刺激されると、
侵害情報が1次求心性神経(Aδ、C線維)を通り
脊髄後角部の2次感覚ニューロンに情報が伝達されます
そして脊髄を上って上位の感覚中枢である視床のVPL核を中継し
第3次ニューロンとなって大脳皮質中心後回の感覚野に達することで
痛みとして認知されます
また、1次求心性神経を通る活動電位の一部は
軸索側枝を逆行性に末梢方向に伝わり、神経末端から
神経ペプチドであるサブスタンスPや
カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)が
放出される場合があります
これらの物質は、
末梢組織で毛細血管の透過性の亢進や拡張を引き起こします
この現象は軸索反射と呼ばれています

発痛物質について

・内因性発痛物質
侵害受容器を興奮させて痛みをおこす物質
1.ブラジキニン(ペプチド類)
組織の損傷によって血液がコラーゲンなどの分子にさらされると
血漿中の血液凝固因子(hageman因子)が活性化されて
生成された血漿カリクレインの作用によって、
キニノーゲンからブラジキニンがつくられます
強力な発痛作用を持つと共に、プロスタグランジン遊離作用を持ち
それによって発痛作用を増強させます
2.セロトニン
(アミン類):組織の損傷、炎症時に血小板から放出されて
侵害受容器の受容体に作用します
強力な発痛作用を持ち、ブラジキニンによる痛みを増強させ
心筋梗塞や片頭痛にも関与しています
3.ヒスタミン(アミン類)
組織の損傷、炎症時に肥満細胞から遊離され
高濃度で痛み、低濃度でかゆみを起こす
血管拡張、血管透過性増大作用を示し、ブラジキニン産生を促進します
4.アセチルコリン(アミン類):発痛作用は弱いですが
ヒスタミンによって作用が増強されます
内臓痛に関与すると言われています
5.水素イオン(電解質)
侵害受容器のイオンチャネルに直接作用して、脱分極を起こします
6.カリウムイオン(電解質)
侵害刺激によって損傷した細胞から遊離されて
侵害受容器を脱分極(興奮)させます
侵害受容器の感受性を高めて発痛増強作用を示す物質
1.プロスタグランジン(脂質)
細胞の損傷で細胞膜の構成成分であるリン脂質からアラキドン酸を介して
数種類のプロスタグランジンが生成されます
直接的な発痛作用は弱く、
カリウムイオンチャネルを閉じて流出を妨げることで
侵害受容器の感受性を高めて痛みを増強させます
血管拡張作用を示します
2.ロイコトリエン
同上
3.サブスタンスP(ペプチド類)
軸索反射により、末梢組織内に遊離され、血管透過性増大
血管の拡張作用があります
肥満細胞からヒスタミンを遊離させる作用を持ち
炎症時の痛みに間接的に関与します
4.カルシトニン遺伝子関連ペプチドCGRP(ペプチド類)
同上
5.サイトカイン(インターロイキン1、6)
プロスタグランジン遊離を起こして、痛覚閾値を低下させます

パワープレートと痛み

私は経歴上、痛みを抱えているお客様を
担当させていただくことも多いのですが
レッスンをしていて、
特に膝に痛みがあるお客様からよく聞く感想として
この振動があると、膝を曲げても痛みが少ない
というものです
これは決して思い込みではなく、
科学的に証明されている鎮痛現象です
パワープレートで痛みを抑えて、
より効果的なリハビリテーションを行っていきましょう
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