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大友先生研修 -酒さと慢性炎症-

2018年5月13日

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定期的に行っている頂いている渋谷セントラルクリニック

大友博之先生による研修、今回のテーマは「酒さ」です。

酒さという言葉は知っていても

実際どのようなものなのかということは

私も詳しくは知らなかったので

とても楽しみにしていました。

酒さとは

酒さは顔に生じる皮膚疾患の一つで

顔、特に鼻、頬、おでこ、上唇、あごに出やすいのが特徴です。

顔の血管が炎症を起こし

お酒を飲んだ時のような赤みが出てきます。

大人になってニキビのようばスキントラブルが

何をやっても良くならないという場合は

ニキビではなく、酒さである可能性が高いと言います

酒さの背景にあるもの

酒さは単に顔に炎症が起こっているという状態ではなく

全身の慢性的な炎症や細菌叢の異常が

たまたま顔に出ているというものである

という背景があります。

ですから、日本皮膚科学会の酒さへの

直接的な治療アプローチの有効性は高くありません。

大友先生のクリニックでは、このようなことを踏まえて

ライフスタイル全体から治療をしていくということを

徹底して行っており

酒さの治癒率70%を誇っています。

人の身体には、1000種類以上、100兆個以上の

細菌などの微生物がいると言われており

これらの集まりを「マイクロバイオ―タ(微生物叢)」

それらに遺伝子の概念などを加えたものを

「マイクロバイオーム」と呼んでいます。

このような細菌叢のバランスの乱れによって

細菌が「LPS:リポポリサッカライド」を

放出し、それが炎症を引き起こすサイトカインの

分泌を促進することで全身に炎症が起こります。

TGFーα: 脂腺増殖症、副鼻腔炎

TNFーα :光線過敏症、毛細血管拡張症

酒さの所見

赤み
光線過敏症、毛細血管拡張症(毛穴の増殖、むくみ)

・光線過敏症ではまず日光を避けることが重要になります。

*ビーチでの紫外線量はパラソル下で 50%

水の中では水深50㎝まで40% 

砂の照り返しで25%あります。

皮脂腺の過成長

先生の経験では、脂腺増殖症の無い酒さは

見たことがないとおっしゃるほど

典型的な所見となります。

嚢胞、ニキビの存在

痔などで膿瘍がある場合は

全身の菌のバランスが崩れているサインで

それが酒さとして顔に出てくることがあります。

酒さの合併しやすい病気

ドライアイ
偏頭痛
抑うつ
パーキンソン
アルツハイマー
自己免疫疾患
朝、起きづらい

酒さでは、合併症で50%以上に目の症状が出ることがあり

マイボーム腺(まぶたの縁にある特殊な皮脂腺)という

皮脂を分泌する腺が詰まってしまうことで

ドライアイなどが起こります。

National Rosacea Associationが定める世界的な基準では

合併症として目の症状が含まれていますが

日本の基準では入っていません。

大友先生のクリニックでは

副院長の大友香里先生が眼科の専門医であることもあり

そのような所見も見逃さず

より正確な診断に繋げているそうです。

酒さの赤みをつくっているもの

カテリシジンというサイトカインが赤ら顔を起こします。

カテリシジンは抗菌ペプチドとも呼ばれ

皮下の脂肪細胞からつくられます。

皮膚表面で病原菌が増えないように調整をしてくれている

非常に重要な物質です。

しかしこのような抗菌ペプチドが増えすぎると

乾癬や全身性エリテマトーデス(SLE)などの

自己免疫疾患の原因になり、少なすぎると

アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患が起こりやすくなります。

酒さを悪化させる原因

日光
アスピリン
アルコール
サバ

サバに含まれるヒスタミンによる血管拡張が

アレルギー様の症状を起こすことがあります。

チョコレート
ナッツ
チーズに含まれるチラミン
保存料
化粧品
洋服などの黒い染め粉
ポリエステル
コイン

酒さへのアプローチ

大友先生の治療方針の根底にあるのが

慢性炎症は万病のもと」であるということです。

そのなかで腸管は非常にです。

腸管のフローラの悪化や慢性炎症やがあると

腸管経由で全身に炎症が広がります

 

腸の細菌叢の正常化のために有効とされているのが

低FODMAP(フォドマップ)食です。

糖類をうまく分解できない人たちでは

糖類が腸内細菌のエサとなって

細菌叢のバランスを崩している場合あり

そこで考えられたのが低FODMAP食です。

低FODMAP食

FODMAPとは

・F(Fermentble:発酵性)

・O(Oligosaccharides:オリゴ糖)

・D(Disaccharides:二糖類)

・ M(Monosaccharide:単糖類)

・And(&)

P(Polyols:ポリオール

(ソルビトール、マンニトールなどの糖アルコール))

の頭文字で、これらの摂取を控える食事療法を言います。

高容量ビタミンA、D

慢性炎症を抑えるために特に有効な栄養素が

ビタミンAとDです。

特にビタミンDには、ホルモン並みの作用があると

されています。

大友先生のクリニックでは

最低でも一週間に6000IU という高容量を処方することで

素晴らしい治療結果を出されています。

その他、個人に応じたオーダーメイドで

最適な治療方法を分析するPrecision Medicine(精密医療)の

コンセプトに基づいて

様々な検査機器を使って状態を把握することも

行っています。

エルクレストグループも

このような最先端アプローチの力をお借りして

よりスピーディで効果的な結果が出せればと思います!

いつも最新のデータをご提供くださる大友先生に

感謝です。

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