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佐藤先生講演 -断食と免疫-

2020年9月19日

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ダイエット 部分痩せ

Power Plate専門パーソナルジム・国際基準カイロプラクティックスタジオレゾナンスです。

 

 

今回は日本橋清洲クリニックの佐藤義之先生による

「断食と免疫」の講演内容をご紹介します。

ソクラテス、アリストテレス、プラトンといった哲学者は

断食は哲学の門である」と言いました。

 

ドイツの諺

断食で治らない病気は他のどんな治療法でも治らない

フランスの諺

断食はメスを使わない手術である

アメリカの諺

全ての薬で一番良いのは、休息と断食である

 

世の中の原理は、全て「出す」方が先

出船・入船、出入り口、ギブアンドテイク

といった言葉は全て出るという文字が先に来ています。

 

赤ん坊が生まれる時には

身体の中に満たされている羊水を吐き出してから

初めて息を吸います。

最後に人生を終えるときには、息を吸って亡くなります。

ですから息を引き取るという表現になっています。

まず出してそれから入るのです。

 

しかし、現代の私たちは

「腹が減っては戦ができぬ」

という考えが中心に据えられています。

私たちは空腹かどうかにかかわらず

時間がきたら食事をするという習慣になっていますが

自然界の動物はDemand Feedingです。

すなわち供給があって初めて食べるというのが

本来の食事の姿です。

60kgの動物が朝、餌を捕るために平均4km歩くと言われています。

彼らは弱肉強食であり、襲われたら終わりです。

餌を捕るために歩き回ることで

エネルギーが消費され、空腹(Demand)になるだけでなく

筋力が保たれ獲物を捕らえる能力、天敵から逃げる能力が

自然と養われています。

私たちは快適と利便性によって

獲物を獲るための努力なく、食事ができるようになりました。

 

人が何かを得るときには

必ずそれに値する代価を払う必要があるというのが

佐藤先生の考えです。

代価とは、お金だけのことではなく

値するライフスタイルをすることで

得るということです。

 

その他の断食についての言葉

・人は食べる量の4分の1で生き、4分の3は医者のために食べている

(古代エジプトの諺)

・食事制限しないネズミは、隔日に断食させたネズミに比べて

5.3倍発癌する(1953 科学者)

・満腹ネズミに放射線を当てると100%、断食ネズミに放射線を当てても

0.7 %しか発癌しない(1985 グロス教授)

全ては自己責任

平成20年から2人に1人が発癌すると言われており

今では3人に2人と言われています。

遺伝子の話をする人もいますが

遺伝子はガンになりやすかったとしても

それを発現させるかどうかは全ては

その人のライフスタイルにかかっているのです。

ですから病気の根は必ず自分の中にあると考えるべきです。

 

なぜ食べないことで治るのか

1.有害物質の排除

アメリカの疾病予防センターが発表有害物質は

2004年で212種類あり、ニューヨークの

マウントサイナイ医科大学の調査で

ニューヨーカーはそのうち平均91種の

有害物質を保持していると判明しました。

日本ではこのようなデータは発表されていません。

有害物質が身体に溜まる場所はほとんど脂肪です。

断食によって、脂肪をブドウ糖に変えてエネルギーを生産しますが

脂肪の燃焼と共に有害物質は血中には遊離されて

排出しやすくなります

脂肪がある場所

・血中

・皮下

・内臓

 

脂肪燃焼のメカニズム

1.当然ながらエネルギーとして一番先に使われるのは

血中のブドウ糖に変えてエネルギーを生産しますが

断食をすると新たなブドウ糖の供給が無いため

血中のブドウ糖は全てエネルギーとして使われゼロになります。

 

2.ブドウ糖がゼロなったら、次に使われるのが

血中の脂肪(主として中性脂肪)

やがては血中脂肪もエネルギーとして使われゼロになります。

 

3.次にエネルギーといて用いられるものは

血管外の脂肪、すなわち皮下脂肪や内臓脂肪です。

その血管外脂肪に有害物質が溶け込んで溜まっています。

エネルギー生産のために血管外脂肪が

血中に戻ることになります。

そして呼び戻された血管外脂肪はエネルギー生産のために

燃焼され、有害物質だけが血中に残る、すなわち

遊離することになり、腎臓から尿として

また、汗として、便として体外への排出が進みます。

 

これを証明したのが、1960年の「カネミ油症事件」です。

体内にPCB(ポリ塩化ビフェニル)が蓄積し

なかなか治療法が無い中

断食で神経障害の95.6%が改善

皮膚症状の83%が改善しました。

 

2.免疫細胞の働きが上がる

断食によって免疫担当細胞(白血球、リンパ球)の

貪食能、遊走能が高まり、治癒力が上がります。

貪食能:異物を捕獲する能力です。

遊走能捕獲のために動き回る能力です。

 

血中には完全にブドウ糖やアミノ酸にまで分解されていない

前駆物質(中途半端に分解された物質)が

山ほどあり、免疫担当細胞はこれらも異物と判断して捕獲します。

これらの異物が残っていると、アレルギーの原因になります

胃薬を飲んで胃酸を抑えてしまうと

食物の分解が十分にできず、中間分解物が増え

アレルギーの原因が増えていきます

捕獲して満腹になると、肝心の細菌やウィルス、ガン細胞も

捕獲しなくなります。すなわち免疫力が下がります。

満腹になれば動きが鈍くなるというのは人間と同じです。

ちなみに寒くなっても(低体温)

免疫担当細胞の動き(遊走能)は低下します。

動物は病気になると、じっと動かず何も食べようとしないのは

断食によって免疫担当細胞の貪食能、遊走能を

上げるのが目的です。

自然界の動物は空腹になるまで決して食事をしないのも

そこに理由があります。

免疫細胞は骨髄単体でつくられるのではなく

何にでも変わりうる造血幹細胞1種類しかありません。

どの細胞がどれくらいつくられるかは

その人のその時の状態によります

例えば出血しているときには、止血が最優先になるので

血小板が多くつくられます。

その結果、免疫に関わる白血球がつくられる割合が減り

免疫力が低下します。

 

代謝酵素が増え、身体が修復される

酵素の種類には、大きく分けて

外から食物として取り入れる食物酵素と

人体にある潜在酵素があります。

潜在酵素はさらに身体を回復し

病気を治し、人間の全ての生命活動に必要な

代謝酵素と消化器官の中で

食べたものを消化する消化酵素に分かれます。

※酵素について詳しく知りたい方はコチラ

断食をすることで潜在酵素のほとんどを代謝酵素に振り分けます。

実は食べることほど、エネルギーを消耗することはありません

消化に使うエネルギーや酵素を節約して、身体の修復に使います。

食物に含まれる3大栄養素は

糖→単糖類

脂質→脂肪酸

たんぱく質→アミノ酸

といったような最も細かく分解された状態にならなければ

エネルギーとして役に立ちません。

この最終的な分解物にしていくために必要なのが酵素です。

吸収は排泄を阻害する

消化器は消化・吸収と代謝・排泄を同時に

同レベルにはできません。

消化・吸収とは食べ物として摂ったものを

細かく分解して吸収できる状態にします。

代謝・排泄とは、吸収したものをもとに

自分の身体をつくり、回復させ

あらゆる生命活動を進めます。

そして代謝した後の老廃物を外に排出します。

ですから代謝・排泄を優先させるためには

食べないこと(断食)なのです。

本来の人間のリズムは夜が代謝と排泄

昼間が消化と吸収であり

老廃物の処理過程は夜からです。

ですから、朝起きると目やにが溜まっていたり

口の中が老廃物の排泄で不快であったり

肛門の直前まで便が運ばれ、快便につながります。

睡眠は大事なミニ断食」です。

 

ダイエットと断食

消化吸収、代謝排泄の概念を念頭に置くと

スムーズに体重が減り、体調も良くなります

身体に溜まった毒素のほとんどは脂肪に溜まるので

体重が減って初めて「デトックス」ができたということです

血管の外にある脂肪が血中に戻って

エネルギーとして燃焼して初めて体重が減ります。

体重が減った時には、カロリーにしても、脂肪分も

摂取より消費が多かったということです。

「体重が変わらない」

というのはその体重を維持する分だけ食べたということです。

 

体重が増えるシンプルな原因

脂肪が蓄積する理由はただ一つ

摂取と消費のバランスが摂取の方が多くなっているだけです。

体重を減らすために運動をするという人がいますが

運動では痩せません。

運動が減量に関わっている割合は約10%と言われているからです。

体重を減らすのはあくまで食事

運動は、代謝を上げてリバウンドしにくい身体をつくる

理想のプロポーションをつくるためのボディメイクとして行う

という風に捉えておくべきです。

食事によるダイエット法について詳しく知りたい方はコチラ

 

断食による細胞の活性化

断食は、その一定条件内であれば

細胞の機能を活性化させる策となります。

沖縄の自然養鶏場では1年もすると、卵が水っぽくなり

産卵率が低下し、羽のツヤも悪くなってくるそうですが

3日間、断食させると元に戻るとのこと。

旭山動物園では、生気の無い、魅力がない動物に

3日間断食をさせると野生本来の生き生き感が戻ってくるそうです。

鹿児島の鰻業者は、鰻を満腹にさせて東京に送ると

到着卯する前に死んでしまうそうですが

2日間断食させると生きたまま

東京に到着するといいます。

飽食から崩食の時代へ

糖尿病の重要な指標の一つにHbA1c:糖化ヘモグロビン

というものがあります。

1ヶ月間の血糖値の変化をみる指標となります。

4.66.3%が正常値で

6.3%超えた人の約90%が糖尿病になります

膵臓処理機能の限界を超えて食事を摂ったとすると

膵臓が120%働いている状態になります。

その生活を10年続けると今度は

膵臓が疲弊し、血糖を処理できなくなります。

過労の上にさらに睡眠不足が加わると

ますます膵臓が疲れていきます。

また全ての臓器は加齢によって

機能が低下していくため、インスリンの分泌能力は減っていきます。

膵臓の機能が下がったままでこの状態を脱するには

単に食事の量を減らしても、とても間に合いません。

その答えは断食しかありません

佐藤先生の講義の続きはコチラ

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