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佐藤先生 -血流、低血圧を考える2-

2018年5月27日

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前回のブログの続きで

日本橋清州クリニックの佐藤ドクターの研修の

内容をご紹介します。

血圧と認知症の意外な関係

血圧が高いと色々な血管系の病気に繋がるというのは

多くの人がご存知だと思いますが

低血圧も実は病気のリスクを持っています。

脳出血など血管が破れてしまうような病気は

男性に多いですが

脳への血流が行き届かずに起こる

アルツハイマー型認知症などの病気は圧倒的に女性に多い

というデータがあります。

なぜ女性に多いのか?

その答えが低血圧なのです。

血圧が低いということは

心臓からのポンプがうまく働いておらず

血液を送り出す力が弱いということです。

それによって脳や内臓などの細かい毛細血管に

十分に血液(栄養、酸素)を送ることができないのです。

 

 

脳血管性認知症

脳卒中(脳梗塞、脳出血など)を起こしたことをきっかけにして痴呆が起きるという状態で

これは男性に多く見られます。

アルツハイマー型認知症

脳卒中などの疾患が無い状態で起こる痴呆

圧倒的に女性に多くその中でも65歳未満で発症するものを若年性認知症と言います。

アルツハイマーの脳では

アミロイドβというタンパク質が沈着しています。

アミロイドβは便や尿と同じように

老廃物として誰にでもつくられるものですが

これを溜め込んでしまうと

アルツハイマーが引き起こされてしまうのです。

アミロイドβ1015年溜まっていると

さらなる沈着物質としてタウタンパクという

物質が溜まっていきます。

タウタンパクが15年溜まっていると

認知症が発症するとされています。

ですから65歳で認知症を発症した人の始まりは

35歳ということになります

これは本来、脳の血管の血流が良ければ

とっくに洗い流されているはずです。

低血圧、運動不足によって脳への血流が悪くなり

どんどん老廃物が溜まってしまうのです。

※アミロイド

水に溶けない繊維状のタンパク質で

2型糖尿病、パーキンソン病、狂牛病などでも

認められる異常タンパクです。

蓄積することで神経細胞の先端部分を傷つけます。

※タウ・タンパク

神経の軸索の構造や機能を維持するために

必要なタンパク質ですが

蓄積することで神経細胞そのものを破壊します。

OECD(経済協力開発機構)が発表した2016年の認知症発症率は

1位日本2.33%

2.位イタリア2.25

3.位ドイツ2.02

平均1.48

このデータは人口に対する高齢者の割合が

考慮されていないので

そのため高齢化が進んでいる日本は

ランキングが高くなります。

もう少し信頼性の高いデータとして

厚生省が発表した65歳以上の発症率では

日本14%

韓国5

中国4.7

ヨーロッパ諸国2.37.8

となっており

日本がこれだけ高い理由として

降圧剤の使用率の高さが関係している

と考えられます。

現在2000万人弱の人が降圧剤を飲んでいます。

降圧剤の市場規模は約1兆円にのぼります。

昇圧剤という薬はありますが

これは手術中の緊急時に使うもので

1520分程度しか作用時間が無く

一般的なものには使われていません。

治療の対象にならないものについてはなかなか

表に出てこないという現実があります。

低血圧を防ぐ最善の方法は運動!?

血圧は運動をすることによって

血液の需要が増えれば

必然的に上がります

血圧が上がればゴースト血管にしっかりと

血液が回るようになり

末端の組織にしっかりと栄養が届けられます。

良い食事を摂っていても

その栄養がきちんと必要なところに

回っているのかを考えなければなりません。

今回の佐藤先生のお話しから得た知識があれば

電車で座ろうとして

席を取られても腹を立てることがなくなります。

立っている間につま先立ち運動をすれば

どんどん血流が良くなって

より健康になっていくこともできます。

広い意味での健康について考えているドクターに

共通するキーワードは「運動」です。

105歳まで現役の医師だった日野原先生が

最期に発した言葉は「運動...運動...運動」

だったそうです。

デスクワークで同じ姿勢が続いてしまうという方は特に

運動の習慣をつけて

最適な血圧が保たれるようにして頂ければと思います。

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