2019年12月2日
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「寝ても夜中に目が覚めてしまい全然寝た気がしない」
「目が覚めてしまうせいで日中の眠気に困っている」
という方は非常に多いのではないでしょうか?
今回は、当院にもよく訪れるこの症状の原因と解決法をご紹介します。
目次
目が覚めてしまう原因
夜中に目が覚めてしまうのは睡眠障害の中で
中途覚醒と呼ばれており、睡眠の質を低下させてしまいます。
睡眠の段階には大きく分けて
レム睡眠(寝ているが脳は活動している状態)
ノンレム睡眠(脳も休んでいる状態)
の2つがあります。
この2つの睡眠が交互に起こりますが
その中で誰でも10‐30回限りなく覚醒に近い状態になることがあります。
これはある日の私の睡眠のサイクルです。
私はこの日の睡眠で目覚めた自覚はありませんが
覚醒時間(Awakeと書かれた赤い部分)が11%あるのが
お分かりいただけると思います。
この時間が長くなっていると実際に目が覚めてしまうことになります。
覚醒時間が長くなる大きな原因として4つあります。
1.自律神経失調
2.睡眠ホルモンの不足
3.脳の誤作動
4.睡眠環境
1.自律神経失調
自律神経にはカラダのアクセル(覚醒)である交感神経と
ブレーキ(回復・睡眠)の副交感神経があります。
自律神経の働きが良いということは
このONとOFFがしっかりとしている状態です。
2.睡眠ホルモンの不足
睡眠と覚醒に関わるもう一つの要因が
睡眠ホルモンと覚醒ホルモンのバランスです。
朝、光を浴びることで覚醒ホルモンであるセロトニンがつくられ
それが夜に睡眠ホルモンであるメラトニンに変換されます。
そのため、朝にしっかりセロトニンがつくられていることと
夜にメラトニンに変換されていることが
深い睡眠をとるために欠かせません。
3.脳の誤作動
「また夜に起きてしまうかもしれない」
「早く寝ないといけない」
などの思い込みや心配が強くなっていると
無意識に脳が正常な睡眠をブロックしてしまうことがあります。
4.睡眠環境
睡眠の環境も非常に重要です。
・部屋が十分に暗くなっていない
・寝具があっていない
・ペットと一緒に寝ている
といった要因が質の良い睡眠を妨げている場合があります。
夜中に目が覚めてしまう方の改善症例
50代女性の症例をご紹介します。
半年前に悪性リンパ腫の手術をされてから
夜中に何度もトイレで起きるようになってしまい
6時間の睡眠の中で6回も起きてしまうということでした。
自律神経の測定機器で測ってみると
交感神経、副交感神経共に働きが低下していました。
自律神経の検査についてはコチラ
治療としては、カイロプラクティックの検査の一つである
背骨の温度を測ることで、自律神経の流れが悪くなっていることろを調べ
問題のある背骨を調整していきました。
特に今回は副交感神経の働きを良くするために
首と骨盤のゆがみを調整しました。
カイロプラクティックの治療についてはコチラ
さらに腎臓を包む筋膜に硬さがあり
内臓の働きが低下しているようでしたので
反射点を使って、内臓の硬さを緩めていきました。
1回目の治療の後から6回目が覚めていたものが
3回になり、3回目の治療の後には
一度も目覚めずに眠れるようになったそうです。
睡眠の質の改善法
1.自律神経の改善
睡眠中に働く副交感神経の働きを良くするために
アクセル役である交感神経の緊張を緩める必要があります。
そのためには睡眠の1~2時間前にはなるべく
スマホやテレビを観ないようにしましょう。
液晶画面から出るブルーライトは非常に強力な光なので
交感神経が刺激されてしまいます。
また自律神経が整う頭寒足熱を心がけて
足先が冷えないようにすることも大切です。
2.睡眠ホルモンの活性化
朝にはしっかりと光を浴びてセロトニンをつくることが
夜に睡眠ホルモンであるメラトニンを増やすために重要です。
また腸内細菌もセロトニンの素をつくるので
腸内環境を整えることも大切です。
3.睡眠環境
ソファなどでは寝ないように注意して
寝具の固さや枕も自分がリラックスできるものを選びましょう。
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