2023年1月14日
目次
30代女性の症例です
慢性的な肩こり・頭痛・腰痛・首こり（寝違えをよく起こす）という症状をお持ちで
3人のお子さんの子育て、仕事と家事で忙しく自分を後回しにして数年経ってしまったそうです。
体が健康じゃないと子供達を守れないと健康意識が高まり、自分の症状と向き合い治療をして
疲れにくい状態になるのを目指して来院されました。
考えられる原因
今回の症状について姿勢の検査などのしたところ3つの原因が考えられました。
1．抱っこで、腕から首にかけて負担が続いた事による上半身の緊張とストレートネック
2．家事やデスクワークによる猫背と、胸まわりの緊張で、呼吸が浅い
3．太ももの裏が硬いまま、姿勢を正しているせいで反り腰になっている
続きを読む前に知って頂きたいこと
【筋膜・筋肉】について
・筋膜は、筋肉の１０倍の痛みセンサーがあるため、体の小さなゆがみも、大きな痛みとして感じとります。
・同じ姿勢や、重労働による肩こりや腰痛が続くと、周辺の、筋肉・筋膜が縮んで血流不良で酸素不足になります。
・すると、トリガーポイントという痛みの発生源ができます。
・トリガーポイントとは、【筋繊維が勝手に持続的に収縮している部分】感触はコリコリとしています。
例）肩こりや、腰痛などで異常に硬くなった方の筋肉を触ったことがある人は多いと思います。
つまり、
体の緊張をとって、血流を良い状態にしておく
トリガーポイントを作らせないことで緊張を未然に防ぐ
この２つが簡単に言えば体を楽にするのに必要な要素です。
治療
一番症状の重かった首と頭の痛みは、日常的な抱っこや家事により常に力むようになってしまっていたので
肩の筋肉に脱力した状態を分かってもらう治療を行いました。
1.抱っこで、腕から首にかけて負担が続いた事による上半身の緊張とストレートネック
・一番症状の重かった首と頭の痛みは、日常的な抱っこや家事により常に肩周りが力むようになっていました。
これは、日常生活のヒアリングをした上で筋肉の緊張が上半身にたくさん起こってしまったことによる、筋緊張性頭痛の可能性が高いです。
筋緊張性頭痛が起こるシチュエーションは、たくさんあります。
・雨など低気圧
・仕事中
・運動中
・運転中
など
※もし、じっとしているだけでも痛い場合は、全身が緊張して、心理的なストレスも高くなり、重症化している可能性があります。
このように症状が長期化・慢性化している場合は、脳がすでにその緊張を起こす指令を出し続けている可能性があります。
また、この力みをとることで得られるメリットがあります。
痛がりで敏感な皮膚の状態を変化させることができます。
太ももの外側をストレッチポールでゴリゴリしたりしますが、縮もうとしてるところにローラーを当てても、ただ痛いだけでなかなか緩んではくれません。
カイロプラクティックなら、痛みなく体を緩めることも可能です。
皮膚がパツパツになって足や腕や肩に違和感のある方は、放っておいても良くはなりませんので、早めに治療を受けて頂くことをオススメします。
2.家事やデスクワークによる猫背と、胸まわりの緊張で、呼吸が浅い
写真を見て頂くとわかるように、ビフォーでは、反り腰になりお腹が出て、太ももの前が張って、バストダウンしてるように見えます。
猫背になっているため、首が前に出てストレートネックになってしまっています。
この状態は、抱っこをする女性によく見られる姿勢です。
抱っこの場合、胸の前で少し前屈みになるので、どうしても猫背になりやすいです。
前に屈むことで、腹筋が縮まり、腰や背中側が伸ばされて、背中の痛みになります。
この様な姿勢の崩れは、お腹周りの筋肉が縮むことでより悪化します。
・猫背の改善は、先ほどの首回りの治療と合わせて行います。
背中の筋膜リリースと、胸筋の筋膜リリースをすることで、巻き肩になっていた腕が楽になることで胸が張れる様になります。
3.太ももの裏や、腹筋などが硬いまま、姿勢を正しているせいで、反り腰になっている
大きな筋肉（太もも裏、腸腰筋、大腿四頭筋、大・中臀筋）に疲労を蓄積したままにすると筋肉の伸びがだんだんと悪くなります。
伸びの悪い筋肉は、血流を悪くし、トリガーポイントを作り周辺に痛みを出します。
今回の腰痛で大事な筋肉は、【腸腰筋、太もも裏、大腿四頭筋、臀筋】です。
腸腰筋は、足をあげたり、体幹を安定させるために使う筋肉です。硬くなると、股関節の違和感や痛み、腹痛、腰痛を起こします。
太もも裏は、膝を曲げる際に使いますが、硬くなると膝や、腰が痛くなったり、ふくらはぎが硬くなってしまいます。
大腿四頭筋は、太ももの前側の筋肉ですが、今回は立ち方が悪いせいで前側と横側もパンパンに張っています。
臀筋は、大・中・小ありますが、真っ直ぐ立つために、歩くために欠かせない筋肉です。
ここが硬くなると歩き方がおかしくなり、腰痛や、股関節痛など様々な症状を引き起こします。
上記２つでご説明した体の状態が実はこの腰と深く関わっています。
先ほどゆるめた、背面の筋膜は頭から、足の裏まで繋がっています。
つまり、腰の筋膜も肩や背中の筋膜と繋がっているのです。
【皆さんの首肩腰の症状がなかなか治らない原因が、この筋膜だとしたら、上半身が痛いからといって上半身だけを治療しても良くならないという事になります。】
今続けている治療が、もし、同じ施術の繰り返しなのだとしたらもう一度治療の方法を考え直してもいいかもしれません。
太ももの裏も、首肩同様に筋膜リリースを行なってゆるめていきます。
全身の筋膜の突っ張り感が整うと身体中の痛みがかなり軽減されます。
それでも、痛みやゆがみが残る部分はカイロプラクティックアジャストメントを行い骨の矯正や、神経の調整をします。
この方では、下半身の治療をしたことが一番前屈の変化につながっていました。
１度、脱力を実感できれば、こんなに緊張してたのかと、ビックリする事と思います。
実際に、30分後にはこの様に、ふくらはぎ→ハムストリング→腰→背中→肩→頭皮と後ろにある筋膜が緩んだことにより、柔軟性が飛躍的に向上しています。
体が柔らかいということは、体が常に感じるストレスが少ないということです。
治療経過
1回目で全身の強張りが取れました。
2回目で前回の続きと、特に症状の重い首の治療を行い首肩の可動域は全回復し、今後は疲労を溜めない体の使い方を覚えながら治療を継続していきます。
今回は、仕事、育児、プライベートと忙しい方のため通院頻度があげられないため、間が空いてしまう時はセルフケアを覚えて頂き、こまめにセルフメンテナンスして頂くことで、３週間に1回のペースでも改善に向かっています。
簡単にできるセルフケアを覚えて頂ければ、自分で簡単な症状なら治せる様になります。
改善された方の声
一階の施術で激変するの？
その答えがここにありました。
3人の幼児を1人で育て、すがる思いでこちらに行きました。
肩こりからくる頭痛。エンドレス抱っこの腰痛。ボロボロでした。
自分が元気じゃないと大切な人を守れない。
1回目から改善され、帰り道は全く違う体でした...
しっかり私の身体に向き合い確実に結果を出してくれた先生にただただ感動！
世界基準の資格保持者。それは資格だけではなく、日々努力し続けられる精神力の高さも。
信頼して任せられる唯一無二の医院。
これからも子供たちを抱っこして固まるガッチガチの私の身体、宜しくお願いします！
色んな所に行きましたが、渋谷区やこの辺の地区でしたらここ一択じゃないでしょうか？
この先生の施術に出会うともう他は考えられません。
今回のケースのまとめ
今回のケースは、家事＆育＆仕事と日常生活を過ごしているだけで体が硬くなり、痛みが出る様になったケースです。
この方は家事や育児も１人で３人の小さなお子さんを見ながら行なっています。
その負担は計り知れません。
今後は、自分の体や心と会話しながら生活することで、自分の心に余裕ができ
体の痛みも減り、周りの人間関係や、子供にもいつもより優しくなれる様になるはずです。
お母さんが笑顔だと、子供達も安心して生活ができますよね。
もし、心に余裕がなくなってきたなと感じているようでしたら体の痛みの有無に関わらず、一度私たちにご相談下さい。
- 辛い首・肩・腰の痛みでお困りの方
- 病院・整体・マッサージで改善がみられなかった方
- 全身のバランスを調整したい方
国際基準カイロプラクティックのレゾナンスにご相談ください。
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ブログ執筆者
レゾナンスカイロプラクティック副院長 杉山 慶彦
