2023年5月10日
目次
30代男性の方の症例です
ご来院の経緯
頭痛がひどく、首腰の痛み、自律神経失調で体調が悪くなる不安感が常にあり
夕方になると熱、扁桃腺の腫れがあり症状を悪化させる様なときもあったそうです。
以前カイロプラクティックを受けた際に少し良くなる感じがしていたので
ご自宅近くで探してGoogleマップの口コミ評価が良かったということで来院して下さいました。
３年前にお仕事が多忙な時期があり、その際の忙しさのあまり自律神経失調症になってしまい
そこからは毎日が不安の日々だったそうです。
症状が悪化して、様々な要因で頭痛などの症状が起こる様になりました。
・雨
・低気圧
・気温
・繁忙期
などきっかけ１つで症状がこの様に出てきてしまうのはお体が常にギリギリの状態だったのではないかと考えられます。
また、頭痛予報アプリで頭痛予報を見るだけで体調が悪くなるというほど心も体も疲れきっていました。
そんな、自分の体調不良を早く治して頭痛のことを考えないで済む日々を過ごせたら体がどんなに楽か、想像する日々だったそうです。
自律神経失調症とは？
自律神経失調症という診断が下されてしまうと、自律神経失調症＝「さまざまな症状全て」となりがちです。
でも、症状１つずつの繋がりを考えて症状が起こった原因までさかのぼる事で原因と思われるものがわかりました。
ですが、この原因は、病院に行っても判明しません。
なぜなら、自律神経失調症は「疾患」ではなく、その人その人によって症状が異なっているからです。
さらに自律神経失調症は、内臓などの検査をしても「異常なし」と診断されることが多い病気です。
まずは「現在の症状」を検討しながら、慎重に治療を進める必要があります。
この方の場合、１番症状の重たい頭痛は色々なきっかけ（低気圧、雨、疲労、精神的ストレス、不安）で起こっていました。
頭痛が起こると、そこから連鎖的に腰痛や、倦怠感などの症状が起こるため、１番治したいのは頭痛だとおっしゃっていました。
原因
1.自律神経失調症「頭痛・腰痛・肩こり・慢性疲労・倦怠感・発熱」
自律神経失調症は、複数症状を一括りにした言い方ので、今回は大きく分けて２つに症状を分けて考えていきます。
肉体的緊張
仕事や日常生活の疲労で体が疲労し緊張すること。
日中に同じ姿勢や動作を繰り返すと力を抜いたつもりでも、ずっと寝ていても緊張したままになる事があります。
これが続くと、慢性的な肩こりや腰痛になります。
また、痛みが出ると近くに関連した痛みが出たり、痛みを軽減させるために姿勢が悪くなったり、別の筋肉を痛めてしまう事も考えられます。
心理的緊張
体は、心に影響を受けると緊張します。
例えば、テスト前にお腹が痛くなったり、緊張して肩が上がることを指します。
この方の場合
午後の天気は雨だ！と、「頭痛ーる」というアプリで明日の天気を知っただけで体調が悪くなるというくらい辛い状態でしたので、「明日は雨」という情報が【頭痛＆不安＆恐怖】を引き起こすトリガー（きっかけ）になっていたのではないかと思います。
自律神経の検査
自律神経の検査をしたところ、自律神経のレベルは基準値ギリギリに届くくらい弱っており
・副交感神経は正常範囲
・交感神経は機能低下
を起こしていました。これでは体が活動的な状態とは言えません。
そのため、体も心も内向的になってしまい、外出する気力や、趣味のロードバイクも乗れない状態になっていました。
治療方法
２つの結果から、【筋肉の緊張をとる治療 ＆ 緊張する情報（雨予報）を知らない様にすること】が大事だとお伝えし、２つの観点から治療をします。
肉体的緊張
筋緊張性頭痛は、筋肉が緊張して起こる頭痛です。
仕事の時間は減らすことができないので、仕事をしながらの治療には工夫が必要です。
首・肩の緊張は、仕事をすると、多少戻ってしまいます。
基本的に、痛めてからの期間が長くなると、治療も時間がかかります。
この方も、最初の１−２回で変化は感じるものの、体が緊張する感覚は高頻度で感じていたそうです。
そこで、首から離れているので治療に関係ない様に思えますが、筋膜のつながりでは、首と腹筋はとても深い繋がりがあります。
実際に、体のつながりを体感して頂きながら治療を受けることで、患者さんも自分の体のつながりを感じ取る事ができるので、治っていく感覚がより実感しやすくなります。
実際に、首周りの治療や、腹筋の治療をすると首の可動域が改善していくのが実感でき、頭痛が治る希望を持っていただく事ができました。
心理的緊張
緊張する情報（雨予報）を知らない様にすることが大事ですので、その場でアプリは消去して頂きました。
２回目には、首の痛みと、頭痛もなくなり、腰の痛みも１回目より楽になりました。
雨の日でも頭痛が少し軽かったと驚かれていました。
毎日アプリを見ることで、無意識に緊張が起こっていたのだと思います。
ご本人も、アプリから解放されて心が少し楽になったとおっしゃっていました。
そのため、
「雨＝頭痛」という、強いつながりを解くために「雨で頭痛がない日」を意識的に過ごして頂きました。
逆に「晴れで頭痛がある日」があるという体験をして頂いたことで、ご本人の認識も変わり、いつの間にか「雨＝頭痛」になっていた症状も治っていきました。
２０２２年６月から治療を開始して２ヶ月で症状がほぼ完治。
２０２３年１月現在は、雨での頭痛は無くなり、仕事が忙しくなると少し肩が痛む程度になりました。
今では、ロードバイクも再開し、夏のロードバイクの大会に向けて体調管理を開始し、−１０kgの減量も開始します。
まとめ
今回のケースでは、１番の課題だった頭痛は、治療開始２ヶ月後にはほぼ完治していました。
その後、室内で自転車練習を再開したのですが、トレーニングによって、首肩回りが緊張し始めると頭痛がまた強くなる時がありました。
これは、ロードバイクで筋肉の緊張が起こした頭痛ですので、筋緊張性頭痛です。
治療ですぐに回復し、今度は首肩腰がロードバイクで１００キロ以上走っても耐えられる様にトレーニングを行なっていきます。
この様に、緊張して頭痛が出ることはありましたが、雨で頭痛が出たという様なことはその後１度もありません。
患者様の実際の声
3年程前に仕事（労働時間や職場環境）が原因で自律神経失調症になってしまいました。
それ以降、仕事・プライベートにおいて常に90〜95％位のパフォーマンスしか発揮できない感覚を覚えていました。
また、季節の変わり目には、必ずと言っていいほど、首・腰・背中の痛みや倦怠感を覚え
気分が萎えてしまう日々を過ごしていました。
なんとかして体質改善したいと思い、ネット検索でレゾナンス様のHPを拝見しました。
HPで自律神経についてきちんと言及されており、信頼できると思い、まずは試しに何回か通院してみました。
通院してから2ヶ月後（施術回数は8回/週1回）位から明らかに体調が良くなったのを感じました。
具体的には、それまで気圧が乱れる日は必ず倦怠感や体のどこかしら痛むことがほとんどだったのに
倦怠感もなく、また体の痛みもほとんど気にならなくなりました。
一度体調が良くなってるかも！と思い始めてからは、体調を崩すことが一度もなく
メンタルも非常に向上したと思います。
（何より、天気や空模様をみて、あー今日は体調悪くなる日だろうな...
落ち込むな...といったことがなくなったため、今は毎日とても気分良く過ごせています！）
とはいえ、油断は禁物なので引き続き通院し、より体質改善に努めようと思います。
最後に先生はとても親身にお話を聞いてくださるため、本当にレゾナンス様はおすすめです！
私と同じく自律神経で悩んでいる方は、まずは１〜２ヶ月試しに通院されることをおすすめします。
- 辛い自律神経失調症でお困りの方
- 病院・整体・マッサージで改善がみられなかった方
- 全身のバランスから調整したい方
国際基準カイロプラクティックのレゾナンスにご相談ください。
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ブログ執筆者
レゾナンスカイロプラクティック副院長 杉山 慶彦
