2018年9月13日
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痛みとは組織の損傷があることを知らせるための
警告として非常に重要です。
しかし、炎症反応が治まっていても
残ってしまう痛みもあります。
五十肩や変形性の関節症などで見られる
関節の拘縮(関節運動が制限された状態)は
運動時に痛みを発し、リハビリの大きな障害となります。
痛みがあるので動かさない
→ 一層拘縮が進み、可動域が減少する
という悪循環になってしまうからです。
このような慢性的な痛みは
脳が痛みを記憶しているため
痛みを出さずに可動域を広げていくことは
とても困難で時間がかかります。
また重大な損傷があった場合
痛みを抑制することができると
激しい痛みがある場合と比べて
回復速度が最大で3倍速くなる
というデータもあるそうです。
目次
パワープレートによる痛みの抑制
パワープレートの全身振動は
2つの方法で痛みを軽減します。
①セロトニンによる下行性疼痛抑制系
パワープレートの振動刺激は
神経伝達物質であるセロトニンの
脳内における分泌を促進させます。
セロトニンは体の各部位で
それぞれ異なった働きをしますが
脳内では精神の安定作用があり
セロトニンレベルが低下すると
鬱になると言われています。
この伝達物質が脊髄に降りかかると
痛みの刺激が脳に伝わるのをブロックするため
痛みを感じにくくなります。
②ゲートコントロール
私たちは打撲などをした時に
無意識に患部を押さえますが、そうすると痛みが少し緩和した経験はないでしょうか?
これには科学的に証明された理由があり
それがゲートコントロールです。
私たちの体を取り巻く神経は
それぞれ太さが異なり
太いほど伝わる速度が速いという特徴があります。
痛みの神経よりも触覚の神経は
太く速度が速いため
押さえることで一時的に痛覚刺激を
ブロックすることができ
痛みを軽減させているのです。
パワープレートの振動は一秒間に30~50回という
振動刺激が皮膚の表面にも伝わり
触覚の神経を興奮させて
痛みをブロックすることができます。
私自身もパワープレートのこの能力を生かして
とても良い結果が出ていることを実感しています。