2019年9月26日
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40代男性の症例です
奥様のご紹介でご来院された40代男性の症例です。
数カ月前にフットサルをしている最中に
切り返しの動作をした後から
右脚にしびれが出るようになり
病院でMRIの検査を受けたところ
椎間板ヘルニアという診断を受けたそうです。
症状としては
臀部の痛み・ハリ感
腰痛
寝ている時・立った瞬間の脚の外側のしびれ
がありました。
しびれと痛みのせいで寝ていても
起きてしまうことがしばしばあり
整体や鍼の治療も受けられたそうですが
あまり変化がなく、カイロプラクティックでも
変化が無い場合は手術をすることも考えているという
ことでした。
実際のMRI画像
これは腰の部分を横から見たMRIの画像です。
左側がお腹側、右側が背中側になります。
まず目につくのが画像の真ん中を縦に走る背骨の配列が
ほぼ真っすぐになっている点です。
この画像は正常な背骨のカーブを示したものです。
先ほどのMRI画像と同じ部分である腰椎というところの配列は
前に凸のカーブになっているのが分かると思います。
このカーブがあるおかげで重力の負荷を吸収して
神経や筋肉にかかる負担を軽減することができます。
しかし、症例の方のMRI画像を見てみると
腰椎はまっすぐで、その下の仙骨のところで
急激に角度が付いているのが分かります。
背骨の右側で縦に白くなっている部分がありますが
これが神経の通り道である脊柱管です。
そして腰椎の間にある黒い部分が椎間板です。
下部の腰椎の椎間板は脊柱管の方へ飛び出しており
これがヘルニアとして神経を圧迫しているというのが
医師の診断でした。
検査・評価
カイロプラクティックでは
外科的な方法を使わずに治療を行っていくため
現在の状態がカイロプラクティックで
治療が可能なのかどうかを検査していく必要があります。
筋力や感覚・反射の具合などの検査
どのような姿勢でしびれが出る、または軽減するかを診る検査を行っていったところ
カイロプラクティックで十分治療が可能と判断できました。
評価・治療計画
ヘルニアなどで神経の流れが悪くなると
筋肉に異常な緊張が出たり、しびれを起こします。
この方の場合、まず椎間板にかかる負担を軽減するために
筋肉の過剰な緊張と取り除き
背骨の配列(アライメント)を改善する調整を行いました。
治療後の変化
週に2回の来院をお願いし、2回目の治療の後から
しびれが軽減し、4回目の治療の後には
はじめのしびれを10とすると3まで
軽減しました。
その後、より細かい部分の治療を行い
8回の治療でしびれは無くなりました。
ご本人の希望としてまたフットサルをされたい
ということでしたので、再び問題が起こらないよう
関節の可動域
筋力のバランス
バランス感覚
などの改善を行う必要がありました。
バランスを診るための片足立ち検査を行うと
股関節、体幹で特に不安定性がみられたため
その辺りを中心にパワープレートを使って
トレーニングを行いました。
元々の筋肉のアンバランスに加えて
しばらくフットサルをされていなかったことも相まって
身体のバランスを保つ関節のセンサーの働きが
鈍くなっていたものを活性化していき
特に低下していた股関節の可動域を広げるエクササイズも
併せて行っていったことで
当初みられていた体幹のブレもほとんどなくなってきました。
今後は実際のフットサルでの動きを想定した
トレーニングを加えていき、安定してくれば
またスポーツに復帰できる状態になりますので
そこまでしっかりとサポートさせて頂ければと思います。
カイロプラクティック施術をご希望の方へ
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- 病院・整体・マッサージで改善がみられなかった方
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