2016年4月30日
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今回は酵素の重要性1の続きをお話ししたいと思います
目次
食べ過ぎは代謝酵素を減少させる!?
潜在酵素は消化酵素にも代謝酵素にも
作用できる能力を持っていますが
食事量が多いと消化酵素ばかりが増え
代謝酵素が作れず、代謝機能(解毒、排泄)が
低下しやすくなります
動物学の生理に「吸収は排泄を阻害する」
という概念があり 腸は身体が
吸収に傾いている時には排泄が
抑制されています
夜は代謝が主で、明け方から排泄の準備に入り
老廃物の処理過程は夜から始まっているため
起床時には目やにが溜まっていたり
口の中への分泌物排泄また
直腸付近までの便の送り出しも行われています
消化、吸収の際は胃、十二指腸、小腸など
上部消化管に血液が集中し
排泄臓器の腎臓、大腸への血流は低下します
そのため夜間に排泄臓器への血流の増加を図り
老廃物を処理し血液を浄化しています
したがって夜遅くに食事をとることは
身体の代謝 排泄メカニズムを阻害させる
要因になってしまうのです
酵素を助ける補酵素とは?
酵素の中にはたんぱく質だけで
酵素活性を示すタイプと
低分子の有機化合物が結合して初めて
酵素活性を示すタイプがあります
この低分子化合物を補酵素と呼び
多くはビタミンB群に由来します
結合していない酵素の状態をアポ酵素
補酵素が結合した酵素をホロ酵素と言います
補酵素の特徴
①補酵素だけでは活性が無い
②アポ酵素は弱い結合なので
容易に結合し離れることができる
③基質と結合する部位はアポ酵素の部分にあるが
触媒反応は補酵素が担う 補酵素はカロリーが無く
エネルギー源にはなりませんが
生命に必要な有機物で
生体内で生命現象そのものを担っている酵素の
活性を発揮するために働くことから
非常に重要な栄養素です
一部の例外を除いてビタミンは体内で産生
合成できないので
食品から摂取する必要があります
運動で必要になる栄養素
運動を行う上での
ビタミンの摂取で特に重要なものとして
挙げられるのが ビタミンB群です
豚肉、牛肉、豆類、胚芽米、オレンジ
ゴマ、レバーなどに含まれるB1は
運動の肉体疲労や神経の疲労を
緩和する作用があります
鶏肉、魚肉、牛乳、ヨーグルト
チーズ、納豆、のり、卵、ブロッコリー
ほうれん草などに含まれるB2は
エネルギー代謝に関わります
鮭、サバ、イワシ、大豆、玄米、レバー
ニラなどに含まれるB6は
細胞の新陳代謝に関わります
アサリ、牡蠣、ニシン、レバー
マグロ、カニなどに含まれるB12は
貧血を予防し肩こりや手足のしびれなど
末梢神経の回復や健康維持に関わります
特にビタミンB2は代謝が上げる作用に加えて
健康的な肌、爪、髪の保持
皮脂分泌の抑制といった作用を
持つことから
運動を始めた場合には
今まで以上にこのような栄養素を
摂らなければ美容を
維持できなくなってしまします
B群には相乗効果があり
個々に摂った時よりも
全部一緒に摂った方が効果が大きくなります
酵素とダイエット
パワープレートトレーニングで
ダイエットを行っている方が
その効果を最大限に高めるためにも
酵素や補酵素の存在は無視できません
脂肪燃焼のスイッチを入れて
どんどん燃やしていく時にもビタミンB群が必要なのです
またパワープレートのトレーニングでは
通常のトレーニングの約3倍の筋肉を動かすため
効率が良い分
神経やエネルギーの消費も多くなるため
健康のためにしっかりとした栄養補給が必要です
最先端の筋力トレーニングとバランスのとれた栄養摂取が
美しい体を作る上での柱になります