2018年9月24日
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椎間板の構造と役割
椎間板の構造
背骨には頸椎、胸椎、腰椎の合わせて24個の椎骨があり
その間に23個の椎間板があります。
椎間板は線維軟骨という軟骨でできており
外側の線維輪と呼ばれる部分と
内側の髄核と呼ばれる水分が豊富な部分で構成されています。
椎間板の役割
クッションの役割
体重支持
背骨の動き
背骨の正常なS字カーブ
に関与しています。
髄核は非常に親水性が高く80%以上が水分で
年齢とともに水分含有量は減少し
老齢期には70%以下にまで低下します。
一日の中でも重力の作用で同じような現象が起こっており
十分な睡眠をとった朝と
一日活動を終えた夜を比較すると
身長差が生じます。
髄核は、スポンジのように荷重がかかると
圧迫によって水分が逃げ
数時間の睡眠により圧縮荷重が取り除かれると
水分の再吸収が起こり、厚みが回復します。
しかし、単に寝ていればいいというわけではなく
5週間に渡るベッド上での安静後に
椎間板水分量を測る実験では
逆に水分が著しく低下していた
というデータが出ています。
椎間板を健康に保つためには
身体の各組織は血液によって栄養が運ばれていきますが
椎間板は20代を過ぎると血管による栄養補給が断たれ
30代では完全に無血管になってしまいます。
無血管になると、椎間板に栄養を運べるのは
リンパの拡散だけになります。
このリンパの流れは背骨を動かすことによって起こるため
脊椎の動きの硬い人は老化が進みやすくなってしまうのです。
そのため、運動と睡眠が
繰り返し行われることで水分が循環し
椎間板の機能が保たれており
このサイクルが乱れると椎間板の変性が生じます。
椎間板の年齢や生活習慣による変化
加齢や姿勢が悪い状態・運動不足が続くことで
椎間板への栄養の代謝が悪くなり、次第に変性していきます。
D1(第一段階)
椎間板が膨張して腫れる。
D2(第二段階)
椎体が後方下方へズレて椎間板の厚みが減少する。
期間:6カ月
D3(第三段階)
椎間板の後方部がかなり薄くなり、ズレもひどくなる。
期間:約3年から5年
D4(第四段階)
椎間板全体の厚みが正常時の3分の2ぐらいになる。
期間:約5年から8年
この状態になると、椎体の外骨症、骨棘(骨のトゲ)が現れる。
椎間板の変性がひどくなると起こる「いつの間にか骨折」
このような椎間板の変性が進んでいくと
椎間板だけでは、その負荷に抵抗できなくなり
やがて骨にも影響が及ぶようになります。
そこで起こってくるのが圧迫骨折、いわゆる「いつの間にか骨折」です。
負荷に耐え切れなくなった骨がついには潰れてしまう状態です。
特に腰の上の方の骨で起こりやすく、圧迫骨折を起こしたところは
ひどい猫背のように丸まってしまっています。
基本的には圧迫骨折まで進んでしまった方の姿勢を元に戻すのは
難しいですが、椎間板に多少のゆとりがあればある程度
姿勢を回復させていくことができます。
圧迫骨折の方の姿勢の改善症例は
カイロプラクティックで椎間板を健康に保つ
カイロプラクティックは背骨の専門家として
動きを失っている背骨、椎間板を矯正することで
本来の動きと姿勢を取り戻していきます。
いつまでも若々しい状態を保つためにぜひカイロプラクティックを
受けて頂きたいと思います。
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