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腸内細菌セミナー

2019年6月24日

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23日に私のカイロプラクティック大学時代の講師でありMTAMicrobiome Test Association:腸内細菌検査協会)の代表をされている友広隆之先生と

JリーガーでAuB(Athlete micro-biome Bank:オーブ)の代表である鈴木啓太氏のコラボセミナーに参加してきました。

腸内細菌・パワープレート

AuBの活動

 

AuBはアスリートの腸内環境とパフォーマンスの関連について研究をしている会社で

現在、日本のトップアスリート27種目500名以上の検体を持っており

アスリートの検体数としては世界トップの実績を誇っています。

腸内細菌に注目したきっかけ

鈴木啓太・友広隆之
友広氏

友広先生は以前アメリカに拠点を置いて、トレーナーとカイロプラクターとしてお仕事をされており

年間何千人の患者さんを診る中で月に2回くらい風邪を引いていて

体調がすぐれない日々が続いていたそうです。

そんな時に知り合いのロサンゼルスの内科ドクターから

「ビオフェルミンというサプリメントを知っているか?

あれは一生の飲み続けていい数少ないサプリメントだぞ」と話を聞いて

飲み始めたところほとんど風邪を引かなくなったことをきっかけに腸内環境に興味を持つようになったそうです。

 

鈴木氏

鈴木先生は幼いころから母親に腸が大事と言われて育ち、毎回便の状態を見なさいと言われていたそうです。

そのため、サプリメントや食事などについても早くから知識があり気を付けられていて

サッカー選手としてアテネオリンピックに行った時に23人中18人下痢になったそうですが

鈴木さんは腸内環境に配慮していたことで問題なくプレーできたそうです。

 

 

腸内細菌を知ってここが変わった

 

鈴木氏

アスリートたちに同じようにマネジメントをしていても選手によってその時のパフォーマンスがそれぞれ違うことを現役時代から感じており

実際に会社を設立して調べていくと、その原因の一つが腸内細菌だったということが分かったそうです。

現役時代は選手の多くが冷たい飲み物をよく飲んでおり、お腹が冷えると筋肉の状態も変わるといいます。

鈴木選手も現役時代にいつも同じトレーナーからマッサージを受けていると、お腹の冷えによる腸の働きの低下で筋肉の状態が悪くなっていると指摘されることがあり、そのような時にはお腹にお灸をしてもらっていたそうです。

何を食べるかよりもどれだけ吸収できているかが重要

世の中には様々な栄養のサプリメントが出ていますが

どれだけ良いものを摂っても、きちんと吸収できていなければその恩恵を受けることはできません。

栄養を体内に取り込む窓口になっているのがです。

また腸内細菌の種類によって栄養素の吸収に差が出てくるので

このサプリが効くためにはこのフローラに近づいた方が良いということもあるそうです。

鈴木選手が現役の頃は毎朝、尿の比重を測って身体の水分量を調べていたそうです。

試合中に水分不足で脚をつってしまうと、それは大切な場面で命取りになってしまうからです。 

多くのサッカー選手を見てきた中で自分より良いアスリートはいたが

プロにはならなかったという人も多くいたと言います。

そこから身体能力だけではない、スキル、考えることがアスリートの条件として

必要ということを感じたそうです。

腸内細菌について

腸内細菌は約1000兆個、重量にして1〜1.kgになると言われています。

その種類や数は生活習慣、食事、年齢、人種によって変わります。

アスリート試合前に腸内細菌の数が減少

母の菌を受け継いでいる

コアラが猛毒のユーカリを食べて消化できるのは、特殊な腸内細菌のおかげです。

ですから生まれたばかりのコアラはユーカリを食べることができず

母親がある時期になると3日~1週間だけパップという緑色の便を出し、それを子供に食べさせることで消化できる様になります。

 

便の中身

 

水分60%
腸壁細胞の死骸:20%
腸内細菌:15%
食べかす:5%

これを見ても便の状態は腸、腸内細菌の状態と言えます。

 

考える腸

腸の神経の数は犬の脳の神経細胞数に匹敵すると言われており

腸管の運動・分泌・血流を制御という膨大な情報の処理を行っています。

ホヤという動物がいますが、彼らは脳と腸を持って、海の中を回遊していますが

安全な場所を見つけると、そこに留まるようになるため脳が必要なくなり、自分でその脳を吸収して食べてしまうという特徴があります。

しかし、腸は残っています。

それだけ腸は生きていく上で欠かせない器官なのです。

腸は非常に重要ということを表すものとして「腸は第二の脳である」という言葉がありますが

さらに友広先生は「脳は第二の腸である」という表現をされていました。

 

腸内環境の改善でベースの健康をつくる

パワープレート・整体

レゾナンスでも腸内環境の改善は治療の重要なテーマです。

治療やパワープレート、サプリメントの効果を最大限に高めるには腸内環境の改善が欠かせません。

私たちは自律神経専門治療で身体の中から健康のベースをつくっています。

何とも言えない体調不良があるが、どこに相談していいか分からない
便秘
慢性疲労
生理痛・生理不順
不眠(寝つきが悪い、中途覚醒、早期覚醒)
朝、起きられない・夕方になると元気になる
気分が沈みやすい・不安感がある
冷え・むくみ
痩せにくい
脳疲労・頭がボーっとする
不妊
サプリメントを飲んでいるのに効果を実感できない
体質は遺伝的なものとあきらめている

このような症状でお困りの方はぜひ一度ご相談ください。

 

自律神経専門治療の詳細はコチラ

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