2022年8月18日
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30代男性の症例です
スポーツトレーナーをされている方で
朝起きた時と背中を丸める動作をした時に
腰に痛みが出るということで来院されました。
ご本人は、個人的にボディビルの試合にも出られるので
重いウェイトを持って負担がかかりすぎたのが原因と考えて
自分なりに筋膜リリースなどをやられていたそうですが
直後は良いもののすぐ戻ってしまうということでした。
検査
痛みは腰の背骨上にあり、身体の動きを診たところ
反る動きの際に背骨の動きがうまくいっていませんでした。
お腹を触ってみると、筋肉とは違う硬さがあり
「便秘などは無いですか?」と訊いてみると
かなり慢性的な便秘であることが分かりました。
カイロプラクティックでは
筋力をみることで内臓の働きを知る検査があるので
チェックしていったところ、腎臓と大腸に関連する筋肉で
大幅な弱化が見られました。
ボディビルの大会に出るような筋力の人でも
その内臓に負担がかかっていると全く力が入らなくなってしまいます。
評価
色々な検査を踏まえて、やはり内臓の関連痛として
腰痛が起こっている可能性が高いと判断しました。
身体づくりのために大量のタンパク質を摂取する過程で
処理装置である腎臓やに大きな負担がかかり
分子量の大きいタンパク質は消化にも負担をかけます。
その結果大腸での滞在時間が増え、便秘になっていると推察されました。
朝は排泄の時間と言われているため
便が肛門の近くまで押されてきています。
ですからこの方のように朝起きた時に腰が痛むという場合は
内臓からの痛みであることが多く見受けられます。
内臓は切っても痛みを感じませんが
捻じれたり、伸ばされたりすると強い痛みを感じます。
今回はその痛みの可能性が高いと考えられました。
治療
臓器は負担がかかるとむくんで肥大してきます。
この方の場合は腎臓のむくみによって下垂し
大腸が物理的に圧迫を受けていると考えられました。
そのため腎臓のリンパの流れを促進し
大腸に溜まった便を誘導する施術を行いました。
また背骨のゆがみによって脳から臓器への命令が
うまく伝わっていない箇所が見受けられたので
その部分の調整も行いました。
1度目の治療で、背中を丸めた時の痛みは無くなり
筋肉のハリのような感覚が少し残る程度になりました。
そしてその翌日に何年かぶりに朝の排便があり
量もとても多くびっくりしましたというご連絡を頂きました。
食事の摂り方などの指導と合わせて
始めの5回は週に1回の通院をお願いして
治療を行っていく計画をお伝えしているので、今後の良い変化が楽しみです。
まとめ
腰痛は必ずしも筋肉や骨格の問題で起こるとは限りません。
整体やマッサージで思うような改善が見られない場合は
内臓からのアプローチが有効な場合がございますので、ぜひ一度ご相談ください。
- 辛い腰の痛みでお困りの方
- 病院・整体・マッサージで改善がみられなかった方
- 全身のバランスから調整したい方
国際基準カイロプラクティックのレゾナンスにご相談ください。
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