2023年1月27日
目次
40代女性の症例です 会社員
3ヶ月ほど前からリモートワークになり、当院に来る2ヶ月前まではずっと忙しく
長時間座り続けていた結果、首肩腰の痛みが強くなってきたそうです。
日常生活に支障が出るほど痛みが強くなったので整形外科に行くと【頚椎ヘルニア】気味と診断されリハビリを受けましたが
神経痛が取れずヘルニアが原因じゃないのかもしれないと思い、治療院を探し当院に来院されました。
症状
1.頚椎椎間板ヘルニアの疑いがあり1ヶ月前に整形外科で診断を受けた。
2.左腰の痛みは、3年前から背骨の側湾と左腰の痛みが常に気になっていて、首の痛みと同じ強さ
3.右股関節の痛みは、3年前から股関節がハマっていない様な、むずむずする感じ、開脚時に痛みがあり、腰と同じ強さ
3つの症状を抱えてお越しになりました。
お体の問題点
色々と検査をしてみると、
1.頚椎ヘルニアと診断されているが、実はストレートネックに伴う首の神経痛
2.左腰周辺の緊張による腰痛
3.右股関節周辺の緊張による股関節の違和感
であることが分かりました。
原因と治療方法
原因1:頚椎ヘルニアではなく、ストレートネックに伴う首の神経痛
頚椎ヘルニアと診断されていますが、ヘルニアがあっても必ずし症状が出るとは限りません。
健康な大人でもヘルニアになっていることはありますし、症状が出る方は、その中の一部の方だけなのです。
すなわち、ヘルニアと診断されても症状の原因は筋肉や筋膜の問題であることも多いということです。
この方の場合も症状が出る数ヶ月前からの生活の変化をお聞きすると、原因は自宅と会社のデスク環境の変化であることが分かりました。
パソコンの高さや、ディスプレイとの距離など環境が異なるため姿勢が悪くなり、疲労しやすい状態。
実際に、今までは、普通に仕事ができていました。もちろん症状の違和感はありましたがここまでひどくはありませんでした。
つまり、環境変化による姿勢の悪さが首や肩の緊張を作り、首の痛みを生んでいました。
首の痛みは、ストレートネックと巻き肩によって、首の骨が少しずれたことで、軽く神経に触れたことで痛みが出ていました。
治療方法
ストレートネックの場合、首の前から腹筋まで筋膜で繋がっているのですが、この方の場合腰の痛みも出ていることを考えると
首から伸びる腹筋がかなり強く縮んでしまっていたので、首の治療をするために腹筋の治療をする必要があります。
同時に、首肩を中心に、胸、背中、手首など全方向に伸びる筋膜に対して治療を行い
首周り全体のバランスを良くします。
一番痛みの出ている部位の骨のズレと神経の刺激を落ち着かせる治療をすれば痛みは改善します。
あとは、治療に合わせて首への負担がたまらないようなデスク環境に変えていけば大丈夫です。
首、胸、腕を動かした時に残る違和感など、静止時に感じる違和感と
動作時に感じる違和感を、首周りを1つずつチェックして痛みの原因を取っていきます。
一見、治療に関係ない様に思える部位でも、一連の動きで見た時には遠い場所でも影響を及ぼすことがありますので
痛みのある場所だけに囚われないことが大切です。
原因2:左腰周辺の緊張による腰痛
左腰の強張りは、座り続けた際に縮んだ腹筋で、腰が丸くなり左の腰の方が強く縮んでいるため
左の方が引っ張られて痛みを感じていた様です。
もしくは、右の股関節の痛みを左の腰で無意識に助けていて右に比べて左が疲労していたためハリ感が強かったのだと思います。
治療方法
表面にある腹筋を先にゆるめて治すことで、腰の負担は大幅に和らぎます。
腹筋が治った後に、腹筋の奥にある縮んだ腸腰筋を治すストレッチを入れて力が入りやすい様にします。
すると、足が根本から上がる様になり腰の負担が楽になります。
これで、股関節も動きが良くなりますので左の腰も股関節も楽になります。
原因3:右股関節周辺の緊張による関節の違和感
右股関節の違和感も3年前から感じている症状で、腰の症状が出たのと同じ時期ということを考えても関連性はかなり高くなります。
治療方法
前述のように、腹筋、腸腰筋、お尻の臀筋が硬いことが原因となっているので、その全てのバランスが整うことで股関節の違和感は取れて楽になります。
実際の患者様の声
PC作業などによって首が常に痛むようになり、整形外科で頚椎椎間板ヘルニア気味と診断されましたが
理学療法士によるリハビリではあまり良くなりませんでした。
そこで家から通えそうなカイロプラクティックとしてレゾナンスさんを見つけ
施術して頂いたところ、初回で首の神経痛が治りました。
ただ、首を後ろに倒すと痛みがあったり
もともと少し側弯症で左腰と右股関節が痛んだりすることがあるので通うことにしました。
その日の症状に合わせて施術を行ってくださり、不調が改善します。
特に腰痛の日には「そんなところが緊張していたなんて!」と思うようなところをほぐしてくださって
筋肉のこりがだいぶ改善され、腰の痛みも緩和されました。
今回のケースは、デスク環境の変化で首、肩、腰の痛みが悪化した症例でした。
ヘルニアと診断された場合でも、カイロプラクティックの検査をさせて頂いて他の問題が症状を起こしていることが分かれば、しっかりと治療をすることができます。
ストレートネックという言葉をみなさんも聞かれたことがあると思いますが
ひどくなってしまうとこの様に病院に行ってレントゲンを撮ってリハビリをしても解決できず
困り果てているという方が、実はこの世の中にあふれています。
何か疑問がある場合や、症状の経過が思わしくない症状の場合は、セカンドオピニオンを得ることも重要です。
また、WHO国際基準のカイロプラクターのところに相談に行くのも良い選択だと思うので、遠くの方はぜひお近くの先生をご検討してみてください。
- 辛い首や肩の痛みでお困りの方
- 病院・整体・マッサージで改善がみられなかった方
- 全身のバランスから調整したい方
国際基準カイロプラクティックのレゾナンスにご相談ください。
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