2019年9月5日
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足のアーチという言葉を聞くことはたまにあるかと思いますが
これがどのように体の機能に関わっているかは意外と知られていません。
直立二足歩行をするヒトにとって足は唯一地面と接している重要な部分です。
その秘められた機能について国際基準カイロプラクターが解説します。
目次
意外と知られていない足の機能
1.身体の平衡の調整
ヒトは重たい頭を身体の一番高いところに置く二足歩行をするという
非常に不安定な状態で活動しなければなりません。
そのために他の動物と比べて神経系が非常に発達しており
身体の傾きなどの情報をセンサーが感じて脳に送り
そのフィードバックを元にバランス調整を行っています。
足の裏にはそのセンサーが豊富にあり
身体の平衡を保っています。
2.身体にかかる負荷を軽減する
足部は地面の接地時に身体にかかる衝撃を吸収、分散する働きがあります。
歩く時にはその衝撃を身体の前方移動の力に変えることで
前に進むことができるという重要な役割を持っています。
人間は二足歩行をすしますので手と足では役割が違っています。
手の関節と比べて足の関節は可動性が低く運動が制限されていますが
その代わりにアーチ(土踏まず)があることによって
体重移動をスムーズにして滑らかな歩行を可能にしています。
そのおかげで私たちは岩場のような平らではない地面でも
バランスを崩すことなく地面を捉えることができます。
足底アーチには以下のものがあります。
①内側縦アーチ
いわゆる土踏まずを形成し、歩行と密接な関係があるアーチで
踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、第一中足骨
という骨で構成されます。
ここに後脛骨筋、前脛骨筋、長母指屈筋
長指屈筋といった筋肉がこれらのアーチを支えています。
アーチの頂点にくるのは舟状骨という骨になります。
②外側縦アーチ
かかとの外側から小指に向かって形成されているアーチで
身体の側方への揺れに対してバランスを取る役割を持っています。
踵骨、立方骨、第五中足骨という骨で構成され
長腓骨筋、短腓骨筋といった筋肉が支えています。
アーチのトップは立方骨です。
③横アーチ
母指球、小指球、両縦アーチの間にできるアーチです。
これらのアーチには骨、関節、靭帯
筋肉の要素が巧みに組み合わさっており
足が地面に着く時の衝撃を吸収し
力を分散することを可能としています。
このような3つのアーチによって足の裏にかかる体重は
安静の立位では、左右の足首(距骨)に50%分散され
さらに距骨からかかとの骨に約25%強
母指球、小指球に約25%弱 の比率で分散します。
筋力の低下やアライメントの崩れによって
これらのアーチが低下した状態では 運動時に足部が不安定になると共に
衝撃がダイレクトに伝わってしまうため様々な障害が生まれます。
足のアーチ低下によって起こる問題
身体にかかる負担を軽減するアーチの機能が低下すると
多くの問題が起こりやすくなります。
・シンスプリント
・腸脛靭帯炎(ランナーズニー)
・足底筋膜炎
・外反母趾
・膝周囲の痛み
腸脛靭帯炎、半月板損傷、棚障害など
・股関節の痛み
グローインペイン、小殿筋筋筋膜症候群など
足の機能を正常化する方法
足のアーチは前述した筋肉や筋膜の働き、骨のアライメント(配列)によって
コントロールされていますので、それらをきちんとチェックしていく必要があります。
普段の動きの癖で筋肉が過剰に緊張しているところについては
緊張を緩め、そのせいでうまく使えていない部分については
きちんと働く状態にしていくことが重要です。
スタジオレゾナンスでは、カイロプラクティック施術と
パワープレートを組み合わせて足の機能を高めていきます。
1.筋膜リリース
足の裏には体重がかかっているため
筋膜に常に緊張があります。
その状態が続いていると、アーチに柔軟性が無くなっていき
身体への衝撃が伝わりやすくなります。
このような状態に有効なのが筋膜リリースです。
ご自身でできる簡単なセルフケア法としては、テニスボールなどを踏んで頂き
前後にコロコロと転がすことで、表面の筋膜の過剰な緊張を緩めることができます。
テニスボールはしっかり体重をかけても負担が少ないのでお勧めです。
足底筋膜炎のような痛みがある場合は、カイロプラクティック治療を受けて頂き
より細かく深い筋膜まで治療することが有効です。
カイロプラクティックについて詳しく知りたい方は
2.関節の可動性アップ
足には足根骨や中足骨と呼ばれる骨が石垣のように組み合わさって構成されています。
それぞれの骨と骨の間は関節になっており、微妙な動きを持っています。
現代人は靴を履く文化なので、狭い靴の中でこれらの関節の動きが制限されて
本来の機能が発揮できなくなっています。
最近では裸足に近づけた靴なども販売されており
これらを使うことで関節の動きを取り戻すこともできます。
セルフケアとしては、足の指の付け根を片方の手で親指の部分
もう片方の手で人差し指の部分で押さえて
それらをこすり合わせるように上下に動かします。
この動きをすることで関節の動きが誘発されて
柔軟性が上がっていきます。
人によっては、ヒールを履いたり、スポーツで窮屈な靴を履いたりすることで
足の骨のアライメントが崩れてしまっているケースがあります。
その場合は、カイロプラクティックの施術で関節の矯正を行うことで
本来の足の機能を取り戻すことができます。
3.パワープレート
パワープレートは特許技術の3次元(前後、左右、上下)方向の
振動刺激を一秒間に30~50回加えて
筋肉や関節の機能を高めることができるマシンです。
1台でストレッチ、トレーニング、マッサージを行うことができ
緊張している筋肉、筋膜に対してはマッサージ
使えていない部分についてはうまく使えるようにするためのトレーニングを行うことによって
アーチを正常化していきます。
パワープレートについて詳しく知りたい方は
ナボソマットについて詳しく知りたい方は
ランナーのパフォーマンスアップについては
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