2020年11月20日
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国際基準カイロプラクティック・Power Plate専門パーソナルジムのスタジオレゾナンスです。
体脂肪が増えてしまうと、美容だけでなく
健康にも大きな影響を与えてしまうことをご存知ですか?
かつて脂肪細胞は、脂肪を溜めておくだけのものであると
言われていましたが 現在では、
ホルモン分泌細胞として認識されています。
ホルモンを分泌するということは生体に対して
何らかの影響を与えるということです。
目次
脂肪が分泌する悪玉ホルモン
脂肪細胞が分泌するホルモンはアディポサイトカインと呼ばれ
善玉と悪玉があります 悪玉の中には
①PAI-1
脂質の代謝を狂わせて、脂質異常症(高脂血症)を進める
②アンジオテンシノーゲン
血圧のコントロールを乱して、
高血圧の原因となる
③TNF-α、レジスチン
インスリンの効き目を悪くして、
インスリン抵抗性を引き起こし糖尿病を進行させるなどがあります
このような悪玉アディポサイトカインによって
血管がもろくなると心筋梗塞、
脳卒中などの血管疾患にもつながってしまうという恐ろしいものです
これらは主に内臓脂肪から分泌されることが多く
メタボリックシンドロームとも関連が深いものです
*日本人は1億人以上人口のいる民族の中で
インスリン抵抗性が最も起こしやすいと言われています。
パワープレートで内臓脂肪にアプローチ
パワープレートは、
3次元振動で表層の筋肉だけでなく内臓の平滑筋を動かすことによって、
やはり、きちんとした食事制限と効果的な運動を行って
過剰な脂肪の蓄積を抑えることが健康でいるために重要です!
パワープレートによる内臓脂肪への効果の論文
ベルギーのアントワープ大学で内臓脂肪に対するパワープレートの効果について研究が行われました。
Vissersら2009年に行った研究では79名の肥満成人を無作為に4群に振り分けました。
・グループ1 低カロリー食のみのプログラムとした食事群
・グループ2 低カロリー食と運動(カーディオエクササイズとウェイトトレーニング)のプログラムとした運動群
・グループ3 低カロリー食と段階的パワープレートマシンのプログラムを行うパワープレート群
・グループ4 ライフスタイルを全く変えなかった対照群
これらのプログラムを6ヶ月間行い、その後介入なしのフォローアップを6カ月間行いました。
その中で3カ月、6カ月、12か月時点で身体測定データ、身体組成、代謝特性を測定し
内臓脂肪量について調べました。
グループ1~3では全てにおいて体重が5~10%と優位に減少し
また、フォローアップ期間においても5%以上の減量を維持できたのは
運動群とパワープレート群のみでした。
その中でパワープレート群は10%以上の減量を維持でき
パワープレート群の平均体重は95.2kgであったため
10%の減量は実に9.5kgの体重減少となります。
パワープレート群と他群の主な違いは、内臓脂肪の減少です。
パワープレート群は運動群及び食事群と比べて
6ヶ月後に内臓脂肪が2倍減少しました。
また12か月後もパワープレート群において
内臓脂肪の減少は同レベルで持続し
食事群と運動群は12カ月でベースラインに戻りました。
すなわちパワープレートでは脂肪燃焼能力と
その効果を維持する能力が高まることが分かります。