ホーム > 記事 > メディア掲載 > 「パラリンピック正式種目ウィルチェアラグビーについて知ろう」イベントを開催しました

「パラリンピック正式種目ウィルチェアラグビーについて知ろう」イベントを開催しました

2019年6月4日

カテゴリ

国際基準カイロプラクティック&パワープレート専門ジムレゾナンスです。

 

スタジオレゾナンスとNPO法人グリーンバードがコラボレーションして

企画した「ウィルチェアラグビーの世界」が6月3日に開催されました。

場所は神宮前交差点にあるコミュニティスペース【subaCO】です。

subaCO・スバコ・カイロプラクティック

講師はイサスポーツカイロプラクティック院長の伊佐和敏先生です。

パラリンピック・スタジオレゾナンス

日本を元気に

伊佐先生の治療のビジョンは日本を元気にです。

一人一人がカイロプラクティックで元気になれば

周りの人も元気になれて、その輪が広がっていってほしいという

思いが込められています。

 

カイロプラクティックとは

カイロプラクティックは背骨を中心に身体を

調整していく専門家です。

背骨は脳と各組織を繋ぐ神経を守っており

脳からの命令や組織からの情報を正しく脳に伝えるのを

助けています

しかし、背骨の動きが悪くなったり、ゆがみが生じることで

このような情報のやり取りがうまくいかなくなり

様々な身体の不調が起こります。

カイロプラクティックではそれを調整して

身体のコンディションを最高の状態にすることを

目的としています

カイロプラクティックは日本では法制化されていませんが

世界では40カ国以上の国で法制化されている医療です。

伊佐先生は厚生労働省に法制化に向けた会議に出席しており

様々な団体と共に日本にカイロプラクティックを広めるための

活動をしておられます。

姿勢・カイロプラクティック

 

カイロプラクティックがなぜスポーツの分野で有効なのか

伊佐先生は学生時代に水泳をやられていて

オリンピック出場を目指していましたが

その夢が叶わず、選手をサポートする立場になることを決め

アメリカでトレーナーとして活動をしていました。

そしてよりしっかりと選手をみるために

トレーナーの資格だけでは足りないと思い

カイロプラクティックの資格を取ったそうです。

スポーツの場面では過酷なトレーニングによる疲労や微妙な左右の差が

パフォーマンスに大きな影響を及ぼします。

カイロプラクティックでは、背骨を調整することで

神経の流れや関節の可動域を正常にすることができるので

アスリートのパフォーマンスを改善する上で非常に有効です。

 

スポーツカイロプラクティックとは

カイロプラクティックの中で、スポーツに特化したものを

スポーツカイロプラクティックと呼んでいますが

その違いは、卒後教育でスポーツカイロプラクティックの資格を

取っているというのもありますが一番は現場に出て行うということです。

試合や練習場に実際に行って、選手のサポートを行うというところが

治療院で施術をするカイロプラクターとの違いです。

そのため、痛みなどを取るだけではなく

その場で結果を出すところまでもっていかないといけないという

役割があります。

しかしその加減は非常に難しく、伊佐先生の友人の経験では

陸上の三段跳びの選手が治療で可動域が上がり

パフォーマンスが向上したものの、その分助走の歩幅が想像以上に伸びて

ファールになってしまったということもあると言います。

 

日本でのスポーツカイロプラクティックの現状

カイロプラクティックが法制化されていない日本では

カイロプラクターがスポーツの現場で活躍することは非常に難しいのが現状です。

伊佐先生も日本の資格を持っていないということで

オリンピック・パラリンピックの選手のサポートはできないと

団体から言われてしまったそうです。

そのためオリンピックに無いスポーツの祭典であるワールドゲームズの

ダンスのサポートで国際大会での経験を積んで活動をしていたところ

パラリンピック組織委員会から連絡が入り

リオのパラリンピックのトレーナーとしてに出られることになりました。

 

パラリンピックでトレーナーをしたことで

周囲の見る目も変わっていき、車椅子ラグビーからのオファーがあり

代表合宿などに帯同するようになったそうです。

車椅子ラグビーで日本は現在世界ランキング3位につけている東京オリンピックでも

メダルが期待されています。

 

車椅子ラグビーとは

 

パラリンピック競技の中で唯一車椅子同士をぶつけ合ってもいい競技で

Murder ball(殺人球技)と呼ばれています。

ぶつかった時の衝撃は実に8Gに及ぶと言います。

障害の重さによって持ち点が異なり

4人の選手の合計が8点(女性がいる場合は8.5点)になるように

メンバーを選定する必要があります。

障害の程度としてはボッチャーの次に

障害の重い人が車椅子ラグビーをしています。

四肢麻痺、頸髄損傷の場合もあります。

オフェンス側は9割点数を決めるので、その中の一本どう止めるられるかが

勝敗の分かれ目になります。

 

パラスポーツトレーナーの仕事

パラスポーツのトレーナーの仕事は治療だけではありません。

選手が車椅子を漕ぐ時には、手がうまく使えないので

前腕や手の甲などを使って急ブレーキやターンを行わなければなりません。

そのため腕にバンドを巻いて試合をするのですが

それを巻くことやトイレの解除、ドーピングのための食事の管理

間食を作るなど多岐に渡ります。

障害者スポーツでは、偏った筋肉の使い方をすることが多いため

試合中にベンチでケアをすることも多いのが特徴です。

このようにトレーナーのサポートが欠かせない障害者スポーツでは

表彰式でトレーナーなどのスタッフも表彰されます。

 

パワープレートの活用

パワープレート・車いす

重度の障害を持っている方がトレーニングをする際には

重りを持つといった動作が難しいため

パワープレートが非常に有効です。

またマッサージなども車いすに乗った状態でできるので

日々のケアに愛用している選手も多いそうです。

パワープレート・パラリンピック

今年の10月には東京体育館で大きな大会がありますので

ぜひご覧ください!